弓道をやり始めると一番最初にやるのが筋トレだったという事は少なくありません。
傾向的には学生は筋トレをして、社会人は筋トレをしません。
弓道は「弓は骨で引く」という言葉があります。
正しい引き方をすれば筋力は必要最低限で良いのです。
ここで問題なのが最低限の筋力がついていない弓道初心者。
弓を正しく引く筋力が無い為、上手く弓を引けません。
なので弓道初心者は最低限の筋肉を鍛えるのが上達の近道です。
弓道初心者にお勧めの筋トレ
弓道初心者が正しく弓を引けるようにするお勧めの筋トレをご紹介。
筋肉ムキムキを目指すのでなければ弓道での筋トレは必要最低限で構いません。
弓を引くこと自体が筋トレと言えるからです。
弓に長く触れなかったり、弓道場での練習を長く行いたい場合には筋トレはとても有効と言えます。
ナロープッシュアップ
プッシュアップ(腕立て伏せ)は主に上腕二頭筋(力こぶの所)を鍛える筋トレです。
ですが弓道において、弓を引くときに必要な筋肉は上腕三頭筋です。
力こぶの反対側にある筋肉を使います
上腕三頭筋は弓を引くときの安定感や弓へ伝える力を強くできます。
弓道をしていてもっとも使う筋肉と言えるでしょう。
ナロープッシュアップは手幅を肩幅より狭くして行う腕立て伏せです。
普段運動をしていない方には中々難易度が高いと言える筋トレです。
筋力が足りなくて無理な場合は膝をついた状態で行いましょう。
スクワット
足腰周りの筋肉を強化し、下半身の安定感を高めます。
弓道に限らず下半身の安定は大きな力となります。
弓道は上半身ばかりに目が行きがちですが下半身の安定がしていないとドッシリとした射が出来ません。
筋トレでスクワットをする際には膝がつま先より前に行かないように気を付けましょう。
膝を痛める原因になります。
回数よりゆっくり丁寧にスクワットすることが下半身安定に繋がります。
バランスボール
体幹を鍛えるためにはバランスボールを使うのが一番手っ取り早い手段です。
筋トレというと少し違うかも知れませんが、体幹を鍛えるにはうってつけ。
バランスボールの上で姿勢を正して座るだけでOKという手軽さ。
空いた時間に体幹を鍛えることが出来るのが最大の売りと言えます。
まとめ
弓道初心者が筋トレすることには賛否両論。
しかし長く練習したりそもそもの筋力が足りなさすぎる場合には筋トレをして弓道のサポートが出来るようにしておくことはメリットが勝ると言えます。
弓道もスポーツの面を色濃く持っている為、基礎体力は多いに越したことは有りません。
ただし弓を引く機会があるのなら弓を引くことを重視したほうが良いです。
弓を引く筋肉は弓を引くことで最大限に。
筋トレは弓を長い間触れることが出来ず、一人ですると変な射癖がつきそうだった場合に行いましょう。
弓を引く筋力の低下を抑えるために行うという認識で構いません。
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